eラーニングにCBTを活用できる?メリット・デメリットもあわせて解説!

公開日: 2025/03/15 最終更新日: 2025/09/04
eラーニング

eラーニングの学習効果を高める方法として、近年注目されているのがCBT(Computer Based Testing)です。オンライン上で試験や理解度確認が行えるため、効率的な学習管理が可能になります。本記事では、eラーニングにCBTを活用するメリットとデメリットを解説します。

eラーニングとは?

近年、教育や人材育成の分野で注目を集めているのが「eラーニング」です。eラーニングとは、インターネットやパソコン、タブレットなどを活用して電子的な形態で学ぶ学習方式のことを指します。

多くの場合、LMS(Learning Management System:学習管理システム)と呼ばれる仕組みを利用し、受講者は自宅や職場からオンラインで講座を受講できます

大きな特徴は「いつでも」「どこでも」学習ができる点です。通勤中や自宅など、インターネット環境があれば好きな時間に学習を進められるため、学習機会を大幅に拡大できます。

また、繰り返し学習できるため復習にも効果的です。さらに、一度作成したプログラムを複数人で利用できることから、教育コストの削減にもつながります。

実際に企業では、新人研修や新しい知識の共有、資格取得支援など幅広い用途でeラーニングが導入されています。教育の効率化や平準化を実現できる点が、eラーニングの大きな魅力といえるでしょう。

CBTとeラーニングはどう違う?

ここで、eラーニングと混同されやすい仕組みに「CBT」があります。どちらもコンピュータを活用する点は共通していますが、目的や利用方法には明確な違いがあります。

利用する場所

eラーニングはパソコンやタブレットを使って、自宅や職場などインターネット環境があればどこでも受講できます。これに対し、CBTは全国に設置されたテストセンターでの受験が前提です。

これはCBTが「試験に特化したシステム」であるためであり、公平性やセキュリティを担保するため、受験場所は限定されます。

用途

eラーニングは学習を目的とするシステムで、講義や教材の閲覧、理解度確認のための小テストなど幅広い用途があります。一方、CBTは試験に特化しており、受講や学習そのものを目的として利用されることはほとんどありません

セキュリティ面

試験実施時のセキュリティに関しては、CBTのほうが信頼性が高いといえます。

たとえば、試験中に停電や通信障害が発生した場合、CBTではそれまでの回答内容が自動的に保存され、試験時間のカウントも一時停止されます。そのため、復旧後に正確な残り時間から再開可能です。

eラーニングにCBTを活用するメリット・デメリット

では、実際にeラーニングとCBTを組み合わせて活用する場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

メリット1. 試験実施における負担軽減

紙の試験では、受験者は筆記用具を用意し、実施側も問題用紙や解答用紙を配布・回収する必要があります。大規模試験になるほど準備や管理の負担は大きくなりますが、CBTならテストセンターにシステムが整備されているため、運営の効率化が可能です。

メリット2. 高いセキュリティで安全に実施可能

CBTでは、試験問題は実施時にテストセンターにダウンロードされ、サーバーに残らない仕組みです。

また、コピー&ペーストの制御など不正防止機能も充実しています。リモート環境で不正や情報漏洩が懸念されるeラーニングと比べ、安心して利用できます。

メリット3. 出題形式のバリエーションが豊富

CBTは動画や音声を組み合わせた問題作成が可能です。たとえば英語試験ではリスニング音声を流すだけではなく、マイクを通じて受験者が発話して回答する形式も導入できます。紙の試験では実現できない多様な出題形式を活用できる点は大きな魅力です。

メリット4. 大規模試験にも対応可能

CBTは同時に数千~数万人規模の試験を実施できるため、全国規模での資格試験や社員研修テストにも対応可能です。受験日程の変更による作業負担も小さいため、柔軟な運用ができます。

デメリット1. 導入コストがかかる

CBT導入には初期費用や月額費用などのコストが発生します。長期的には試験運営の効率化によるコスト削減効果が期待できますが、導入前には費用対効果を慎重に検討する必要があります。

デメリット2. システムトラブルの可能性

停電や一時的な通信障害であれば問題なく再開できますが、大規模な障害が発生した場合、試験の継続が不可能になるリスクもあります。そのため、代替策を事前に用意することが重要です。

まとめ

eラーニングは「学習の効率化・利便性」に優れ、CBTは「試験の信頼性・公平性・セキュリティ」に特化した仕組みです。両者は目的が異なるものの、組み合わせることで教育と試験の両方を効率化できる可能性があります。CBTのテストセンターは全国にあるため、大規模試験にも対応可能です。受験日程の変更にも柔軟に対応でき、効率的に運用できます。ただし、導入コストやシステムトラブルのリスクもあるため、費用対効果を踏まえた検討が必要です。企業が教育や資格試験を効率化したいと考えるなら、eラーニングとCBTを併用する仕組みを検討する価値は大いにあります。とくにセキュリティや信頼性を重視する場合、CBTの活用は有力な選択肢といえるでしょう。

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