試験中の災害対策にCBT試験の選択肢を

公開日: 2024/03/22
CBT試験 災害対策

コンピューターを使った試験の1つである、CBTについてご存知でしょうか。従来の試験に比べると、コストが抑えられたり、不正を防げたりする試験方法です。

CBTは試験会場が日本全国にあり、気軽に受験ができます。また、試験結果がすぐに確認できるなどのメリットもあります。

CBT試験を導入すれば、試験中の災害対策も可能です。本記事では、CBT試験を導入するメリットや災害対策について解説しています。

そもそもCBT試験とは

CBT試験は、Computer Based Testingの略です。CBTは、コンピューターを使って受ける試験のことです。

マウスやキーボードを使って、試験を受けます。試験の回答方法は、選択肢から選んだり、キーボードを使って入力したりします。

CBT試験は、指定の会場へ行き、用意されたコンピューターを使用して受験することが多いです。運転免許証などの身分証で本人確認をします。

試験中は監督による監視があるため、不正も防げます。

CBTとIBTの違いについて

コンピューターをつかった試験は、CBTとIBTです。どちらもコンピューターを使って受験をしますが、それぞれ特徴は異なります。

ここでは、CBTとIBTの異なる特徴について、それぞれ詳しく解説します。

試験が受けられる場所

まずは、試験が受けられる場所に違いがあります。CBTは、日本全国にある試験会場で試験を受けます。

一方で、IBTはインターネット環境がある場所であれば、どこからでも受験可能です。IBT試験の場合は、自宅や学校以外にも、インターネットカフェでも受験できます。

CBT試験は、会場へ行く必要があります。しかし、最寄り会場を選択できるため、わざわざ遠方へ行く必要がありません。

どちらも、受験者の負担が減る試験方法です。

受験の際に使用する端末

続いて、受験の際に使用する端末です。CBTは、試験会場に用意されているコンピューターを使用して受験をします。

試験会場によって用意されているコンピューターは異なりますが、スペックに大きな差はありません。また、インターネット環境も一定のレベルをクリアしています。

IBT試験の場合は、受験者が保有しているパソコンやタブレット、スマートフォンで受験可能です。ただし、インターネット環境は受験者によって異なります。

そのため、接続が悪いなどのトラブルが起きる可能性があります。IBT試験を受ける場合は、事前にインターネット環境の確認をしておくことが大切です。

不正防止の対策や厳格性

コンピューターを使った試験では、不正や情報漏洩が心配されます。IBT試験の場合、受験場所や端末に自由がありますが、試験官の監視や本人確認がありません。

そのため、不正や情報漏洩は、受験者のモラルに委ねられます。自宅でも受験ができることから、カンニングや替え玉受験のリスクがあります。

しかし、学校などで一斉に受験する場合は、学校の教員などが監視できるため、カンニングなどの不正防止が可能です。

一方でCBT試験は、試験官によって監視されていたり、本人確認がされたりするため、厳格性があります。試験会場で用意されたコンピューターで試験を受けるため、情報漏洩も防げます。

CBT試験は、不正や情報漏洩を防止でき、セキュリティ対策が厳格なので、主催者も安心して試験を開催できるでしょう。

CBT試験を導入するメリット

CBT試験は、従来の紙試験とは違ったメリットがあります。コンピューターを使った試験ならではのメリットがあるため、事前に知っておくと導入に役立つでしょう。

ここでは、CBTを導入することによって得られるメリットを解説します。

試験コストが削減できる

紙を使った試験では、受験票のほかに問題用紙や解答用紙が必要です。それらを用意するためには、用紙や印刷、運搬コストが発生します。

CBT試験であれば、ほとんど紙を使用せず、試験が開催できます。そのため、試験コストの削減が実現可能です。

コスト削減により、紙以外にも人件費の削減も期待できます。試験コストが削減できると、受験料も下げられます。

試験結果がすぐに確認できる

これまでの紙試験は、採点を人の手でおこなっていました。そのため、採点や結果集計に多くの時間がかかります。

CBT試験は、試験終了後にデータがサーバーに転送されます。その後、採点や集計処理がおこなわれるため、時間やコスト削減が可能です。

また、人の手ではなく、コンピューターが処理をおこなうため、正確に採点できます。そして、採点や集計処理が終われば、受験者へ結果が知らされます。

受験者は、試験が終わったその場で、結果が確認できる仕組みです。

試験問題の漏洩が防げる

紙を使った試験では、問題用紙を輸送する際、情報が漏洩する可能性がありました。また、試験会場で解答用紙を回収する際、紛失もするリスクもあります。

CBT試験は、試験会場に置かれているコンピューターへ問題が転送されるため、情報漏洩の心配がありません。試験問題を保管する必要もないため、手間も解消されます。

試験を開催する上で、問題の漏洩は重大な問題です。安心して試験を開催でき、受験者も解答用紙を紛失するリスクを減らせます。

CBTは試験中の災害対策になる

CBT試験は、コスト削減ができたり、セキュリティを強化できたりするだけでなく、災害対策もできます。受験中に災害が起きても、対策ができていれば安心です。

ここでは、CBT試験がなぜ災害対策になるのか解説します。これから受験予定の方や、試験を開催する予定の方は参考にしてください。

振り替え受験ができる

これまでの試験だと、災害が起きた際、致命的な影響があります。CBT試験であれば、受験中に災害が起きても、振り替え受験が可能です。

通常、試験は1年に1回ですが、災害が起きたときは直近で特別開催ができます。1年に1回の開催だと、受験者に大きな負担がかかります。

災害が起きて受験できなかった場合でも、直近で特別開催があれば、問題なく受験可能です。また、試験前に災害が起きた場合は、試験会場の変更ができます。

振り替え受験が直近で開催されれば、受験のために勉強した内容も忘れる前に再受験が可能です。

最寄りの試験会場が災害の影響を受けたとしても、ほかの地域にある試験会場で受験できます。

複数の日程で試験が受けられる

CBT試験は、従来の試験と異なり、受験機会が複数日あります。試験によっては、1年中受験ができます。

指定された期間であれば、受験者の都合に合わせて受験可能です。そのため、災害が起きた場合でも、日にちをずらせます。

受ける予定の試験について、受験可能日を確認しておきましょう。そして、その中から自分の都合がよい日にちで試験を受けます。

災害を経験した試験主催者から、災害に強いCBTは強く評価されています。災害が起きたとしても、柔軟に対応できる点が、CBT試験の大きなメリットです。

試験会場が選べる

CBT試験は、指定会場がないため、最寄りの試験会場で受験ができます。地方に住んでいる方でも、自宅の近くに試験会場があれば、遠方へ行く必要がありません。

災害が起きて被害を受けても、会場を選択できるため、受験日をずらさずに済みます。そうすることで、受験者への負担が軽減できます。

日本は地震が多い国で、いつ起こるかわかりません。試験前や試験中に地震などの災害が起きても、試験会場を変えたり、振り替え受験をしたり、対策ができます。

また、CBT試験であれば、試験数日前でも受験者によって日時や会場変更・キャンセルが可能です。そのため、試験日に台風予報が出た場合でも、無理をして会場へ行く必要がありません。

試験日の天気予報を確認し、天候が荒れそうであれば、会場変更の手続きをおこないましょう。

まとめ

CBT試験が災害対策にもなる点について、解説しました。これまでの紙試験とは、異なるメリットがあります。

CBT試験を導入すれば、試験コストを削減できたり、不正や情報漏洩が防止できたりします。受験者にとっては、結果がすぐにわかる点がメリットになるでしょう。

また、CBT試験は直近で振り替え受験が可能です。災害などが起きた場合でも、受験者に負担なく、振り替え受験がおこなえます。

安心で安全に試験を開催したいのであれば、CBTの導入がおすすめです。CBT導入について、詳しく知りたい方は、ぜひ弊社へお問い合わせください。

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