自宅でおこなうCBT試験はカンニングし放題?対策するためには?

公開日: 2023/09/15 最終更新日: 2025/03/31
疑問

CBT試験には会場型と自宅型があり、最近導入している検定団体などが増えています。CBT試験は一般的に会場で行うオンライン試験のことを指し、自宅で行う場合はIBT試験と呼ばれています。IBT試験はカンニングしやすいといわれていますが、今回は自宅で行うIBT試験のカンニング対策を探っていきましょう。

CBT試験における「会場型」と「自宅型」の違い

CBT試験は、オンライン上で受けられるテストのことで、会場型と自宅型があります。そして会場型CBTと自宅型IBTに分かれ、それぞれ違いがあります。

会場型とは

会場型CBTは、会場に設置されたパソコンで試験を受けたり、自分のパソコンを試験会場に持ち込んだりして受験します。試験会場では開始時間と終了時間が決まっていて、主催する検定団体などは、試験作成、試験日のスケジュール調整、会場の予約・準備、受付や監視員の準備、設備・備品の準備などをします。

また、会社が昇進試験を行う場合は、会場を自社のオフィスにすることが多く、試験監督なども会社の上司が担当するケースが増えています。会場型は比較的監視しやすく、カンニングは難しいとされています。

自宅型とは

自宅型IBTは、個人のパソコンを使用して、自宅などで受験できる形式を指します。会場を必要としないので、主催者側は会場型よりも準備は簡単です。ただし、自宅試験のルール作り、試験中の受験者からの問い合わせのオペレーションの構築などが必要となってきます。

また自宅型は簡単に実施できますが、受験環境が限定できない、予期せぬ事態が発生しやすい、不正されやすいなどの難点があります。

カンニング発生のリスクが高い試験の特徴

カンニングされる可能性が高いのは、一体どのような試験なのでしょうか?こちらでは、カンニングの発生リスクが高い試験について、その特徴を解説していきます。

合格・不合格のメリット・デメリットが大きい

入社、入学、昇進などの試験において、合格することで大きなメリットが得られる場合、カンニングの発生リスクが高くなります。

逆に、不合格の場合には大きなデメリットが生じるため、合格への強い思いがプレッシャーとなり、不正行為であるカンニングが行われる可能性が高まるのです。

不正が隠しやすい環境である

不正行為が隠しやすい環境では、カンニングが行われるリスクが高まります。

ある調査では、試験中に監視が緩く、カンニングがしやすい状態であれば、カンニングの可能性が高まると回答する人が半数以上いました。

オンライン試験のような遠隔監視モデルでは、カメラの範囲しか確認する術が無い為、不正行為が増える傾向があります

試験内容が予想しやすい

試験内容が予想しやすい場合、カンニングが行われやすくなります。

たとえば、過去に頻出している問題などが該当。就活のWebテストのように同じ問題が出題される傾向がある場合や、予想される出題内容に合わせてカンニング用の資料を準備できる場合も、カンニングが行われやすい要素となります。

CBT試験でのカンニングを防ぐ方法

それでは、CBT試験でのカンニングを防ぐにはどうすればよいのでしょうか?こちらで、CBT試験でのカンニングを防止する方法について見ていきましょう。

所持品検査をしっかり行う

まず、試験前に受験生の所持品をしっかりと検査し、カンニングに関連する物品がないか確認します。

本人確認も重要であり、提示された身分証明書や写真との照合を行いましょう。これにより替え玉受験を防止することができます。

また、持ち込みが許可されている私物を明確に規定し、許可範囲外の物品を持ち込ませないようにすることも重要です。

会場をカンニングできない環境にする

試験会場でのカンニングを困難にするために、受験生同士の距離を適切に保ったり、パーテーションで区切ったりするなどの対策を施しましょう。

このような雰囲気づくりによって、カンニングが難しくなるという効果があります。実際に効果が証明されている方法です。

試験会場を監視する

試験会場を監視することも有効な手段です。監視カメラを設置したり、試験監督が巡回したりすることでカンニングを防止します。

監視が行われていることを受験生が認識すると、不正行為に対する心理的なハードルが上がるのです。多くの組織がこの対策を導入しており、防止効果は高いといえます。

試験監督員のレベルを上げる

試験監督員のレベルを上げる方法が有効な手段です。専門のCBT業者であれば、試験監督員の教育制度や認定試験制度等を実施し、プロの試験監督員を育成しております。その様な実績のある業者を選定するのが品質に影響します。

試験システム自体の機能

CBT試験には、カンニングを防止するための機能が組み込まれている場合があります。たとえば、問題の出題順をランダム化することで、同じ問題番号に対する解答がほかの受験生と異なる場合があるのです。

これにより、ほかの受験生の解答をコピーしても意味がなくなります。また、試験中に使用できるプログラムの制限機能も存在し、検索や外部データの閲覧を制限することが可能です

これらの機能は抑止力となり、カンニング行為の発覚リスクを高めるでしょう。

自宅でおこなうCBT試験でよく用いられるカンニング方法

それでは自宅で行うCBT試験で、よく使われるカンニング方法を見ていきましょう。

カンニングペーパーを使う

事前にカンニングペーパーを作っておき、試験中にカンニングします。パソコン近くに隠しておいたり、手のひらに書くケースもあります。使う紙はさまざまですが、A4用紙や

B5用紙などのサイズが一般的です。方法としては、机の上に広げておいて見つかりそうになると解答用紙の下に隠します。オーソドックスな方法であっても、案外見つからないと信じている人もいます。

インターネットを使用する

スマホを使ってインターネットで検索します。また、受験しているパソコンで別タブを開くという方法もあります。この方法でカンニングすると情報量が無限なので、かなり大きなメリットになります。スマホを膝の上に乗せたりすると不自然な動きになるため、堂々と机の上においてカンニングします。

なりすましによる受験

なりすましによる受験はなくならず、ときおり発覚します。替え玉受験とも呼ばれ、受験する人物になりすまして受験します。会場で行われる試験でも起こり、自宅で行うオンライン試験の方が起こりやすいとされています。

本人確認をWebカメラで実施するため確認が難しい傾向となっています。画面上に入力するだけの試験は誰でも可能であり、本人でなくてもなりすまして解答可能です。

問題情報を外部に流出させる

試験問題や解答などの問題情報を外部に流出させた不正行為は、たびたび問題になります。試験問題をコピーペーストやスクリーンショットで、外部と共有することも。過去には、共有した問題情報をもとに、解答を教えてもらったケースもあり、話題になりました。

問題情報の漏洩は、罪に問われる可能性もある悪質な行為です。試験問題を外部に流出させて逮捕されたケースもあります。

他人の解答をカンニングする

カメラや監視員の監視によって、他人の解答をカンニングする不審な行動が発見されることもあります。リアルタイムの監視が効果的でしょう。

自宅でおこなうCBT試験でのカンニング対策

それでは、比較的カンニングがしやすいとされている自宅で行う、CBT試験でのカンニング対策を見ていきましょう。

デバイスの使用を制限する

受験に使用するパソコンなど、デバイス使用の制限で不正行為を防ぎます。具体的には、別タブへの移動制限やコピーペーストの使用禁止などです。デバイスの使用を制限することで、カンニングや問題情報の外部流出防止にも役立つでしょう。

受験端末を活用する

受験で使用しているパソコンやスマホのカメラで、受験者の顔を確認します。なりすまし受験の防止にもなり、ライブで監視したり、データで確認したりすることが可能です。パソコンの場合はスクリーンショットの監視をしたり、スマホの場合は受験用のアプリしか開けない設定にしたりします。

Webカメラの活用

Webカメラを使って遠隔監視をします。受験中の状況を監視してカンニングを防止する方法で、机の上に不必要なものが置かれていないか、事前に提出していた本人写真と受験中の画像に相違がないかをチェックします。

リアルタイムの映像を提供することで、カンニングが発見しやすくなります。1台のカメラでは難しいかもしれませんが、カンニングを防止するには効果的な方法の一つです。

受検中の様子を録画する

受検中の様子を録画しておいて、あとで不正がないかをチェックする方法です。録画は何度でもチェックできるので、しっかり確認できるメリットがあります。受験中に確認できなかったとしても、試験終了後に発見できる可能性が高くなります。

録画のチェックは基本目視となりますが、AIにチェックさせることも可能となっています。

AIの活用

先に述べたように、今の時代はAIの活用が必要不可欠です。そしてカンニングを防止するためのAIにはさまざまな種類があります。

受験者の視線をチェックするAI、近くに不必要なものが置いていないかチェックするAI、本人確認をしてなりすましを防止するAI、入れ替わりを防止するための離席状況をチェックするAIなど幅広いです。AIの活用によって、監視する人の削減になります。

本人認証システム

WEBカメラやAIを利用した顔認証システムで、精度の高い本人認証が可能です。受験申込時に提出した写真と、当日の映像を照合して本人確認します。本人認証の強化は、替え玉受験対策に非常に有効です。本人確認書類の目視による本人確認も安心につながります。

スマート入試の導入

スマート入試とは、2つの監視カメラと4つのAIによる不正監視機能を提供するオンライン試験システムです。このシステムを利用することで、死角をカバーすることが可能です。画像データや音声データを高精度に解析し、不正行為を見逃しません。

そして万が一試験中にトラブルが発生し、試験中断時であっても不正を監視・抑止して試験を続行できます。

抑止できる不正行為は、「第三者との入れ替わり」「第三者に接触して視覚的な協力・聴覚的な協力を得る」「第三者から遠隔により視覚的な協力・聴覚的な協力を得る」「視覚的や聴覚的なヒントを得る」などが考えられます。

また、スマート入試が選ばれている理由としては、不正を抑止し、死角も監視できるというところです。もう一つは手軽に導入できることにあります。特別なソフトウェアのインストールなども不要で、スピーディーにカンニング防止の環境を作ることが可能です。

専任スタッフのサポートのもと、最短1か月の期間で導入でき、安心して調整作業が行えます。手持ちのパソコンやスマートフォンから利用でき、システムの設定作業は最小限の負担で済みます。

利用の流れとしては、試験担当者(要件ヒアリング、顧問データ設定・提供、試験実施)、試験対象者(受験環境準備、操作体験、試験実施)となります。

オンライン試験中の不正行為の対策を講じる際のポイント

不正行為の対策には、不正行為監視システムを導入していることを事前に知らせたり、外部の業者に委託したりすることが効果的です。オンライン試験中の不正行為対策ポイントを、それぞれ詳しく解説します。

不正行為監視システムの導入を事前に知らせる

オンライン試験は、一般的に不正行為をしやすいイメージがあります。不正行為監視システムを導入していることや不正行為は絶対に発見されると事前にアピールすることで、心理的な抑止効果が働く可能性が高くなります。

「監督官がリアルタイムで監視している」「最新AIによる映像解析」などの高性能なシステムの導入で、不正行為がしやすい環境ではないことを知らせるのは有効な手段でしょう。不正行為の発覚によって、試験を強制的に終わらせたり、その後の受験ができなくなったりする場合もあるため、注意喚起も必要です。

外部の業者に委託する

不正防止のシステムを外部の業者に委託する方法があります。豊富な知識と経験を兼ね備えた不正防止のプロに依頼できるので、安心して任せられるでしょう。豊富な経験から培われたノウハウを活かしたシステム提供が大きな魅力。

試験会場の規模や試験内容によって、AI監視か、監督官による監視、または併用など選択が可能です。外部委託することで、監督官の確保や最新システムの導入など、人件費やシステム導入によるコスト削減も期待できるでしょう。

まとめ

自宅でおこなうCBT試験はカンニングし放題なのか、どのような対策をすべきかを考えてきましたが、いかがでしたでしょうか。最近の傾向として、紙で行う試験からオンライン試験へと変化しています。

コロナの影響でオンライン授業やテレワークが主流となり、検定試験などもCBT試験が採用されるようになりました。CBT試験の採用・移行によって、カンニング対策などさまざまな不安や懸念がありますが、試験の主催団体、受験者の両方にメリットがあるのは確かでしょう。

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