CBT試験を導入している資格はどんな資格があるのか紹介!

公開日: 2023/12/01

これまで検定試験を受けるにはわざわざ会場に出向き、ペーパーテストを実施するのが主流でした。もちろん現在も用いられていますが、コロナ禍をきっかけにオンライン化が急激に増え、一部の企業ではCBT試験を導入が検討されています。

今回は、そんなCBT試験を導入している資格・検定について調査してみました。代表的なものを4つ紹介していますので、参考にしてみてください。

日本漢字能力検定

数ある検定のなかで、もっとも知られている検定です。「漢検」と聞くとわかりやすいかもしれません。

CBT試験では2級~7級に導入しており、主に学校や学習塾で推奨されています。そのため学生の受験者が多いイメージがありますが、社会人でも漢検を受けることは十分可能です。

ここでは、CBT試験を導入している受験方法とメリットについて解説します。

受験方法は個人・団体・CBTの3つ

漢検の受験方法は、個人・団体・CBTの3つになります。学生の場合、団体で受験することがほとんどですが、状況に応じて個人・CBTでの受験も可能でしょう。3つの違いは、会場・日時・合否です。

個人は、文字どおりひとりで受験する方法で、株式会社ディスコの「キャリタス資格・検定」から申込みます。会場は全国約180か所にあるので、主要都市であれば地元で受けられます。

開催回数は年3回、合否結果は検定日の30日後にネットで確認することができます。受験票は、かならず顔写真を付けてから提出しましょう。

団体は、学校や学習塾などが10名以上の受験者をまとめて申込む受験方法です。準会場受験と団体公開会場受験の2つにわかれており、指定された日程で開催されます。合否結果も、個人より少し長い約35日後に一括で団体担当者に届くのが特徴です。

CBTは、コンピューターを使った受験方法になります。2級から7級まで導入されており、会場は全国に約150以上、自分の都合にあわせて日時を選択できます。合否結果も、検定終了から8日~10日後と受験方法のなかでもっとも早いでしょう。

導入することのメリット

CBT試験で漢検を受けるメリットは、日程が自由に選べることと合否結果が早いことです。

ほかの受験方法のように検定日が限定されていないので、受験を逃すと次の開催まで空いてしまう心配がありません。また検定したい日程の4日前まで申込めるのもうれしいでしょう。忙しい方にはとくにおすすめの受験方法です。

合否結果はネットor郵送から選べ、結果だけなら一週間程度で発表してもらえます。結果資料を郵送してほしい場合でも、10日程度で届けてくれるので助かるでしょう。

実用英語技能検定

実用英語技能検定とは、いわゆる「英検」のことをいいます。検定といえば英検といっても過言ではないほど、幅広い世代が受験しているのが特徴です。

受験方法は従来型に加え、S-CBTも導入されました。基本的な流れはどちらも同じですが、試験の順番や日数、受験日などが異なります。

受験方法は従来型・英検S-CBTの2つ

従来型は、リーディングからスタートし、ライティング・リスニングの順で行われます。スピーキングのみ別日に行われますが、すべての級に対応しており、一般的な受験方法といえるでしょう。

開催回数は年3回、日程も主催者側が決定します。そのため、受験者はスケジュールを合わせて参加することになります。受験料に関しても、S-CBTより500円高く設定されています。

一方でS-CBTは、3級からしか対応しておらず、準2級・2級・準1級のみ受けることができます。ただし4技能を1日で受験できるほか、毎週土日に実施しているので都合のよい日に受けられます。

万が一キャンセルしたい場合でも、会場の空き次第で変更可能なので、無理なく受験できるのもうれしいでしょう。受験料も、従来型より安く設定されています。

導入することのメリット

CBT試験を導入するだけで、従来型よりもステップアップしやすいのがメリットです。これは英検に限らずいえることでしょう。

英検の場合、1日で4技能受験できるのが最大のポイントになります。本来なら一次試験・二次試験にわかれていましたが、CBTは1日で完了するので、進級がスピーディーです。

さらに受験日も原則毎週土日に実施しているので、同じ級を2回申込むこともできます。なるべく短い期間でサクサク資格を取りたい方には最適でしょう。

日商簿記検定

日商簿記検定とは、経営管理や経営分析に役立つ検定です。この資格を取得すると、経理関連の書類作成・処理や青色申告書類の作成ができるようになります。

主に、公認会計士や税理士などの職種に役立つでしょう。受験方法は、ペーパーテストとCBTに分類されます。

受験方法はペーパーテスト・CBTの2つ

ペーパーテストは、いわゆる紙を使って行う試験です。これまで多くの検定で用いられており、現在も変わらず使用されています。

地域によって応募方法が異なりますが、一般的に持参もしくは郵送・コンビニ端末・インターネットを利用します。近場に商工会議所があれば持参するほうがよいでしょう。

それ以外の方は、ほかの方法で応募を行います。試験当日には受験票も必要になるので忘れないようにしてください。

一方でCBT試験は、2級・3級に適用されます。テストセンターにて随時実施しているので、自分の都合にあわせて受験できるのがうれしいでしょう。また合否結果に関しても、試験終了後すぐにわかります。ペーパーテストは1か月ほど要するので、早く次のステップを踏みたい方には最適です。

ただし、事務手数料・受験停止期間があるので注意してください。

導入することのメリット

日商簿記検定は、多くの企業で活かせるスキルのひとつです。そのため必要性が高く、取得しておくと活躍の幅が広がるでしょう。

もちろん、それだけではありません。CBT試験を導入することで受験機会が増え、受験者も増加します。ペーパーテストよりも準備の手間もかかりませんから、試験日を設定しやすく、都合のよい日を選んで受験できるでしょう。

またコンピューターでデータ管理・処理を行うので、正確かつスピーディーに合否結果が出るのもメリットのひとつです。

秘書技能検定

秘書検定と呼ばれる秘書技能検定は、秘書に関する知識・技能を測る検定です。社会人としての一般常識や相手と接するときの対応方法などの能力がわかるため、取得しておくとさまざまなビジネスシーンで役に立つでしょう。

受験方法はペーパーテスト+面接・CBTがあり、多様な問題が出題されます。

受験方法はペーパーテスト+面接・CBTの2つ

ペーパーテストもしくは面接になるかは、受験する級によって異なります。基本的に3級・2級がペーパーテスト、準1級・1級が面接となっていますが、3級・2級に関してはCBTでの受験も可能です。

ペーパーテストは一般的にマークシート式と記述式が用いられていますが、1級のみ全問記述式となっています。一方で面接は、企業が伝えたシナリオに対して行動するロールプレイング式で行われます。

開催回数に関しても、年3回の3級・2級に対し、準1級・1級は年2回しか開催されません。そのため、開催日を逃してしまうと次の受験まで期間が空いてしまいます。合否結果はそれほど遅くなく、大体15日後に発表されます。

導入することのメリット

CBT試験が受けられるのは3級・2級のみです。そのため、準1級・1級ではペーパーテスト+面接で行われます。

ほかの検定同様、CBT試験は開催日が限定されていません。秘書検定に関しては随時開催しており、都合にあわせていつでも受験できるでしょう。またテストセンターも全国にありますから、申込みやすいのもメリットです。

さらに、ペーパーテストではむずかしい問題も、容易に出題できます。たとえば、動画や音声を使った問題です。高い表現力があるため、受験者の能力をより深くしることができるでしょう。

まとめ

CBT試験を導入している資格について、代表的な検定を4つ紹介しました。ほかにも、銀行業務検定や電気工事士、アマチュア無線技士などさまざまな資格に導入されています。インターネットが主流になっている昨今、今後もCBT試験を導入する資格が増えていく可能性は十分考えられるでしょう。

ただなかには、3級・2級にしか対応していない資格も存在します。たとえば秘書検定の場合、準1級・1級はペーパーテスト+面接でしか受験できません。

資格によって受験方法や受験できる級が違いますので、CBT試験を検討している方は事前に確認しておきましょう。

CBT試験運営会社ランキングTOP3!

イメージ1
2
3
サービス名
CBTS
(シー・ビー・ティ・ソリューションズ)
プロメトリックピアソンVUE
(Pearsonvue)VUE
会場品質
国家試験基準を満たす

国家試験基準を満たす
システム機能
主催者管理、団体管理、決済制度、AI、物販、E-ラーニング等多彩な機能
システムのカスタマイズ性
内部に開発部隊あり

外部委託
製品モデルのみ
サポート
(コールセンター/TCサポート等)

TCサポートは海外等
高度試験分析(IRT)
専門実績多数

専門実績多数
価格
低価格

高価

高価
その他プロモーション支援
日本の資格検定を運営
1000万/年PVサイト
記載なし記載なし
海外展開(海外実績)なし
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら
公式サイト公式サイトへ公式サイトへ公式サイトへ

おすすめ関連記事