CBT試験は「随時受験」のイメージが強いです。しかし、近年では一斉試験にも対応できる環境が整い、資格試験や企業内試験など幅広い場面で導入されています。ただし、試験規模や運営方法によってはPBTのほうが適しているケースもあります。そこで本記事では、CBTで一斉試験を実施できるのかや試験形式を選ぶ際のポイントを解説します。
CBTでも一斉試験は実施できる
近年はCBTシステムや試験会場の整備が進み「CBT=随時試験」というイメージは変わりつつあります。ここでは、CBTで一斉試験を実施できる理由と、そのメリットについて解説します。
CBTは一斉試験にも対応可能
従来のCBT試験は、受験者が都合のよい日時を選択して受験する随時試験が一般的でした。これは、全国規模で同時に受験できるだけの試験会場や設備が十分に整っていなかったことが理由です。
しかし現在では、全国各地にテストセンターが整備され、CBT運営事業者による一斉試験への対応も進んでいます。
試験開始時刻を統一し、複数会場で同時に受験することで、PBTと同様の一斉試験を実現できるようになりました。
企業の採用試験や資格試験、学校の認定試験などでも、一斉試験型CBTを採用するケースが増えています。紙試験の運営負担を軽減しながら、デジタル化による効率化を図れる点が大きな魅力です。
一斉試験でCBTを導入するメリット
一斉試験にCBTを導入する最大のメリットは、試験運営を効率化できることです。問題はシステム上で配信されるため、印刷や配送、問題冊子の回収といった作業が不要になります。
また、一斉に試験を実施するため、基本的には同一問題で運営でき、複数の問題セットを準備する負担も軽減されます。受験者も同じ日時に同じ条件で受験するため、公平性を実感しやすい点もメリットです。
さらに、採点や集計はシステムが自動で処理できるため、結果通知までの期間を短縮できます。試験後の事務作業も削減できることから、運営側・受験者双方にメリットのある試験方式といえるでしょう。
CBTとPBTはどのように使い分けるべきか
CBTが一斉試験に対応できるようになったとはいえ、すべての試験に適しているわけではありません。試験の規模や受験者層によって、最適な方式は異なります。
CBTが適しているケース
CBTは、効率的な試験運営を重視する場合に適しています。採点の自動化や受験データの集計、結果通知までをデジタルで完結できるため、運営負担を大幅に軽減できます。
また、問題の差し替えや更新も容易であり、年間を通して複数回試験を実施したい場合にも柔軟に対応可能です。資格試験や企業の採用試験、昇格試験など、継続的に試験を実施するケースではとくにメリットが大きいです。
さらに、画像や動画を利用した問題、時間管理機能なども実装しやすく、紙試験では難しい出題形式にも対応できます。
PBTが適しているケース
一方、PBTは幅広い年代が受験する試験や、大規模な一斉試験に向いています。受験者がパソコン操作に慣れていない場合でも、紙と鉛筆で受験できるため、ITリテラシーの差による影響を受けにくい点が特徴です。
高齢者を含む資格試験や地域性のある試験では、PBTのほうが安心して受験できる場合があります。
また、非常に多くの受験者が同じ時間帯に受験する試験では、設備や会場条件によってはPBTのほうが運営しやすいケースもあります。受験人数やインフラ環境も踏まえて判断することが重要です。
CBTとPBTを併用する方法もある
近年では、CBTとPBTを併用する試験も増えています。たとえば、通常はCBTで受験機会を提供しつつ、一定期間だけPBTによる一斉試験を実施する方法です。
これにより、デジタル受験に慣れた層と紙試験を希望する層の双方に対応可能です。
また、新たにCBTへ移行する場合も、段階的にPBTとの併用期間を設けることで、受験者や運営側の負担を軽減できます。完全移行までのリスクを抑えられる点も、併用運用の大きなメリットです。
CBTで一斉試験を実施する際のポイント
CBTで一斉試験を成功させるには、事前準備が重要です。とくに運営会社の選定や試験規模への対応力は、スムーズな実施を左右します。
運営会社の対応可能人数を確認する
CBT運営会社によって、一斉試験で対応できる受験者数は異なります。500名程度まで対応できる事業者もあれば、1,000名以上の一斉試験に対応できる事業者もあります。
予定している受験者数や試験会場数を踏まえ、十分な実績をもつ事業者を選ぶことが重要です。過去の導入実績や全国のテストセンター数、障害発生時のサポート体制なども比較しながら検討すると安心です。
試験日程や会場計画を事前に調整する
一斉試験とはいえ、受験者数や地域によっては同時受験が難しい場合があります。その際は、開始時間を複数設定したり、試験日を分散したりするケースもあります。
公平性を保つためには、問題管理や情報漏えい対策も含めた運営計画が欠かせません。試験会場の確保状況や受験者の居住地域なども考慮しながら、無理のないスケジュールを組むことが大切です。
CBT運営のノウハウをもつ事業者へ相談する
CBTで一斉試験を行うには、システムだけではなく運営ノウハウも重要です。受験者への案内、本人確認、試験監督、トラブル対応、採点・集計まで、一連の運営を円滑に進めるには専門知識が求められます。
とくに全国規模の試験では、各会場で均一な品質を維持することが欠かせません。そのため、試験運営の実績が豊富な事業者へ相談し、自社の試験規模や目的に合った運営方法を提案してもらうことが、成功への近道となります。
まとめ
CBTは随時試験だけではなく、一斉試験にも対応できる試験方式として活用が広がっています。採点の自動化や運営効率の向上など多くのメリットがある一方で、試験規模や受験者層によってはPBTが適しているケースもあります。重要なのは、それぞれの特徴を理解し、試験の目的や受験者の環境に合わせて最適な方式を選ぶことです。運営体制や対応可能人数も確認しながら、実績のあるCBT運営事業者へ相談することで、より円滑で公平な試験運営を実現できるでしょう。
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引用元:https://cbt-s.com/
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