CBT試験の種類をわかりやすく一覧で紹介

公開日: 2025/11/15
種類

CBT試験はコンピューターを利用して行う新しい試験方式で、従来の紙試験よりも効率的に運営できる点が注目されています。医療系や資格試験、大学や専門学校など、幅広い分野で導入が進んでおり、受験する環境も多様です。そこで本記事では、CBT試験にはどんな種類があるのかを一覧でご紹介します。

CBT試験とはどんな試験?

CBT試験とは、コンピューターを使って受験する方式のことを指します。試験問題は画面に表示され、マウスやキーボードを使って選択肢を選んだり、答えを入力したりして進めます。

従来の紙の試験と違い、コンピューターならではのスムーズな操作が可能です。なお、多くの試験は会場に設置された専用のパソコンで実施されます。

会場に入る際は運転免許証などの身分証を提示し、本人確認を行い、その後、試験官の指示のもとで試験が開始され、受験中も監督や監視が行われます。この仕組みにより、不正行為を防ぎながら公平に試験が進められる点が特徴です。

効率的かつ安心して受験できる方法として、さまざまな分野で広がっています。

CBT試験が広がっている背景とは

CBT試験が増えている背景には、社会全体の大きな変化があります。2020年の新型コロナウイルス流行をきっかけに、働き方や学び方が大きく変わりました。

社会人は出社と在宅を組み合わせた働き方を取り入れ、学校でも対面授業とオンライン授業を組み合わせるケースが増えています。こうした動きに合わせ、試験の形式も柔軟さが求められるようになり、CBT方式が注目されるようになりました。

大学では国立・私立を問わず入試に取り入れる例が見られ、小中高でも「MEXCBT」と呼ばれる文部科学省のシステムが導入されています。さらに、資格試験や検定でも、従来の一斉受験型から、分散して実施できるCBTへ移行する傾向が強まっています。

公平性を保ちながら柔軟に実施できる点が、多くの場面で評価されている理由です。

CBT試験の魅力とは?便利で安心な受験スタイル

CBT試験は、会場の選択肢や受験機会の増加、結果の早期通知など、多くのメリットがあります。ここではCBT試験ならではの魅力を紹介します。

近くの会場で受験できる

これまで一部の地域でしか受けられなかった試験が、CBT方式では最寄りの会場で受験できるようになりました。地方に住む人でも遠くまで移動する必要がなく、交通費や時間の負担を減らせるのが大きな利点です。

自宅から近い会場を選べるため、試験当日も落ち着いてのぞみやすくなり、受験生にとってより身近な存在となっています。

受験機会が増える

従来は会場や日程が限られていたため、受験が難しい人もいました。CBT試験では実施期間や会場が柔軟に設定されることが多く、これまで受験できなかった人にも恒常的な機会が与えられています。

仕事や学校の予定と調整しやすくなり、誰にとっても受験が身近なものになったことが大きな魅力といえます。

すぐに結果がわかる

CBT試験の大きな特徴は、試験が終わった直後に判定結果がわかる点です。合否を待つ不安な時間がなく、受験後すぐに次の行動に移せます。

たとえば合格すれば次のステップに進め、不合格でも早めに対策を立てることができます。結果を即時に知ることで学習の効率化にもつながる点が、多くの受験生に支持される理由です。

結果レポートで学びを深められる

CBT試験では、終了後に試験結果のレポートが配布されます。このレポートには分野ごとの正答率が記載されており、自分がどの部分を苦手としているかを把握できます。

単なる合否だけでなく、次の学習につなげられる仕組みがある点は、CBT試験ならではの魅力です。

人気のCBT試験をチェックしておこう

CBT試験は、資格取得やスキル証明の場として幅広く利用されています。ここでは、人気のCBT試験を紹介します。

ITパスポート試験

ITパスポート試験(iパス)は、ITを正しく理解し活用する力を測る国家試験です。社会人や学生など、幅広い層が対象で、情報技術に関する基礎知識を学べます。

試験を通して、業務に必要なITの基礎や活用力を身につけられるため、今後ITに関わる仕事に就きたい人や日常業務に役立てたい人におすすめです。

日商簿記検定

日商簿記検定は、日本商工会議所と各地商工会議所が主催する試験で、企業活動を数字で把握する力を養います。会計や財務の知識は経営管理や事務、営業など多くの分野で役立つため、就職やキャリアアップにも効果的です。

多くの企業で評価されており、自己啓発の一環としても人気の資格試験です。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、IT業界を目指す人にとって登竜門といえる国家試験です。ハードウェアやネットワークといった基礎知識から、アルゴリズムやプログラミングなど実践的な内容まで幅広く出題されます。

学習を通してITスキル全般を身につけられるため、将来エンジニアやシステム関連の仕事を目指す人に人気があります。

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)は、Word・Excel・PowerPointなどの操作スキルを証明できる国際資格です。実際にパソコンを操作して解答する形式のため、即戦力となる実務力をアピールできます。

事務職や営業職はもちろん、幅広い業種で役立ち、就職や転職活動でも評価されやすい資格のひとつです。

まとめ

CBT試験は、コンピューターを活用した新しい試験方式として、多くの分野で導入が広がっています。背景には、社会全体のデジタル化や学びの多様化があり、効率的かつ公平に試験を行える点が評価されています。また、会場や日程の柔軟さ、すぐに結果がわかる仕組みなど、受験者にとっての利便性や安心感も大きな魅力です。ITや簿記など人気の資格試験もCBT方式で実施されており、これからさらに広がっていくことが予想されます。CBT試験の特徴を理解して、自分の学びやキャリアに役立てていきましょう。

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