CBTの利用で削減できるコストとは

公開日: 2025/04/15 最終更新日: 2025/09/08
コスト削減

CBT(Computer Based Testing)の導入により、従来の紙試験に比べて印刷や会場準備の手間を省き、採点業務も効率化できるため大幅なコスト削減が期待できます。本記事では、CBT導入により具体的にどのようなコストが削減できるのかについて解説します。

コスト削減ならCBTがおすすめ?

みなさんは「CBT」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。CBTとは Computer Based Testing の略で、コンピューターを用いて実施される試験方式のことです。

従来の紙試験に比べ、受験者にとっても試験主催者にとっても大きなメリットがあります。従来の筆記試験は、試験会場や試験日が限定されており、受験者にとって大きな制約がありました。

これでは地方に住む人やスケジュールが合わない人は受験自体が難しいケースも少なくありません。しかし、コンピューターを用いた試験方式であるCBTなら、受験者が自ら試験会場を選べるうえ、全国各地に数百か所以上のセンターを展開する事業者もあります。

さらに一定期間内で日程を自由に決められ、試験時間まで選択可能です。この流れは今後も拡大が予想され、受験者には利便性、主催者には受験機会の均等化や受験者増加といったメリットをもたらします。

また、自宅型のCBTも注目されています。従来の社内試験では、地方社員を一斉に本社へ集める必要があり、業務機会の損失や出張費などのコストが大きな負担でした。しかし、試験問題データをCBTベンダーに共有すれば、その後の運営業務、すなわち申込受付・会場準備・受験者対応・決済関連などをすべて委託することが可能です。

主催者は本来注力すべき 試験問題の作成や広報活動に集中できるため、業務効率化とコスト削減の両立が実現します。このようにCBTは、受験者の利便性向上だけではなく、主催者にとってもコスト削減やリスク回避につながる仕組みです。今後ますます普及が進み、試験の新しいスタンダードになると考えられます。

CBTでどうコスト削減ができる?

ここでは、CBTの導入によりどのようなコスト削減が可能になるのか、従来の紙試験との比較を交えてくわしく解説していきます。紙ベースで試験を運営する場合、主催者は次のような多岐にわたる業務を担う必要があります。

・問題や解答用紙の印刷
・資材の発送・郵送・物流
・試験監督官の派遣
・紙を使った受験者からの申込受付や問い合わせ対応・管理
・決済関連(支払い、入金など)

ほかにもたくさんありますが、これらの業務では、膨大な金銭的コストと時間的コストが発生します。印刷費用や郵送費、人件費はもちろん、紛失防止のための管理やトラブル対応にかかる「見えないコスト」も小さくありません。

しかしCBT化を進めると、少なくとも問題や解答用紙の印刷、試験資材の発送・郵送・物流に関する業務は不要、またはベンダーへ委託可能となります。CBTならすべてデータ上で完結するため、配送コストもゼロになるのです。

また、試験監督官の派遣や紙ベースでの申込受付・問い合わせ対応、決済関連も紙を使うことによってかかっていたコストを削減できるでしょう。結果として主催者側に残るのは、問題作成・広報・その他少数の業務だけとなります。

これで運営に携わる人員や時間を大幅に削減できるでしょう。

CBTの導入時の注意点

CBTは多くのコスト削減効果をもたらしますが、導入にあたってはいくつか注意すべきポイントがあります。

CBTベンダーへの委託費用

CBT運営を委託する場合、当然ながらベンダーへの利用料が発生します。紙試験に比べて印刷や人件費は削減できても、システム利用料や会場利用料が加わる点を踏まえ、トータルコストで判断することが重要です。

会場数とアクセス性

全国規模で試験を実施するなら、受験者がアクセスしやすい会場数を確保できるかどうかは大きなポイントです。テストセンターが都市部に集中していては、地方の受験者に不利益が生じる可能性があります。

各都市で不便なく、受験が進められるように47都道府県すべてに会場を設置している事業者であれば安心です。

ノウハウと実績の有無

CBT導入は単に「紙をなくす」だけではなく、運営フロー全体を効率化する取り組みです。そのため、試験運営に関する豊富なノウハウをもち、信頼できる実績がある代行会社を選ぶ必要があります。

受験者への周知とサポート

システム試験に不慣れな受験者にとっては、操作や受験環境に不安を感じる場合もあります。受験者向けの案内や問い合わせ窓口を整備することで、安心して受験できる体制を築くことが大切です。

まとめ

従来の紙試験は印刷・郵送・人件費など多大なコストがかかるうえ、作業量や時間といった「見えないコスト」も膨大です。一方でCBT試験では、これらの業務を大幅に削減でき、運営業務の効率化が実現します。もちろんベンダー委託に伴う費用は発生しますが、トータルで見ればコスト削減効果は大きく、試験主催者が注力すべき本来の業務に集中できる点も魅力です。今後、受験者の利便性と主催者側の効率性を両立させるためには、CBTへの切り替えを検討するのもよいでしょう。

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