資格試験は会場で問題と解答用紙を配るのが当たり前でしたが、近年はコンピュータを使って試験やテストなどを受けられるようになってきました。コンピュータがあれば大量の問題用紙を各会場に運搬する必要はありません。今回は会場にてコンピュータでテストを受けるCBTサービス事業などを行っている、株式会社EduLabについて紹介します。
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試験問題の作成から試験実施・採点までをトータルサポート
株式会社EduLabではコンピュータを使った試験の問題作成から採点までしっかりサポートを行います。具体的なサポート内容について解説します。
試験のCBT化を推進している
CBTはComputerBasedTestingの略で、コンピュータを使って行う試験のことです。会場にコンピュータを設置し、そこで受験者がテストを受ける形の方式です。
株式会社EduLabは英検をCBT化した実績やノウハウをもとに、さまざまな試験、検定のCBT化を進めています。テスト問題の作成や採点などもシステム化し、人間が行う工程を極力減らすことで負担を軽減。
試験監督はAIが不正な動きを自動で感知してくれるので、ある程度AIに任せられるため、会場の試験監督は最小限の人数で済むという人件費削減が期待できるでしょう。
採点もAIがある程度行ってくれるので採点に関する時間や人件費も短縮できます。
また株式会社EduLabではテスト会場として利用できるテストセンターを全国に設置しているので、会場の運営インフラもしっかり整っており、試験終了までサポートします。
テスト問題や運営や採点などの事業は株式会社EduLabが受託も行っているため、ノウハウがなくてもトータルでサポートしてもらえます。
PBTとCBTの違いとは?
PaperBasedTesting、略してPBTはいわゆる紙媒体を使った試験方法のことを指します。学校では、まだまだ広く利用されています。
問題用紙と回答用紙があれば試験を行うことができ、昔ながらのアナログな方法なので多くの方が行いやすいのがメリットです。
学校の少人数が受けるテストなどであれば問題をつくったり配布したりする手間はあまりかかりませんが、大掛かりな試験や検定ではどうでしょうか。
全国で大勢が受けるような試験の場合は、試験問題を作成し大量に印刷する必要があります。印刷代にコストがかかり、またテスト会場までの運送費もかかります。
試験の際は会場に用紙を配布、回収する手間もかかるため、大勢が受ける試験ではさまざまな運営費、人件費が発生します。
一方CBTの場合は試験問題を運送、配布、回収する手間がかかりません。
全国28都道府県、43拠点にJIEM直営テストセンターを設置
株式会社EduLabでは全国にテストセンターを設置しているので大規模な試験にも対応可能。その強みについて詳しく解説します。
全国に拠点があるため柔軟な対応が可能
株式会社EduLabは全国にテスト会場として使えるテストセンターを設置しているので、利用することで都会でしか試験が受けられないなど受験者のデメリットが解消され、居住地に関係なく試験が受けられます。
また直営のテストセンターが全国に43拠点ありますが、委託会場も200拠点以上を設けており、国内1位の会場保有数を誇っています。
そのため受験者は居住地の近くで試験を受けられ、首都圏から遠い受験者が高額な交通費を支払うといったデメリットも解消しやすくなるでしょう。
またテストセンターを各地に設置することにより、試験の分散化も可能。感染症対策などで試験の時期や会場を分散しやすい環境が整っています。
高セキュリティなので安心
株式会社EduLabは英検協会のCBT化事業に携わってきました。そのため大規模かつ高セキュリティなテストセンターの設営、運営の実績があります。
英検協会以外にも多くの試験にテストセンターを提供しているので、気兼ねなく依頼できるでしょう。
またオンラインでの試験監督システムを利用して、テストセンターで受験できなかった受験者がいる場合はシステムを活用し、オンラインで監視しながら受験者には在宅で試験を受けさせるといった柔軟な対応も可能になっています。
体調不良の受験者なども無理やり試験にくることを減らせるため感染症対策がしっかりできるのも魅力的です。
その他教育プラットフォーム事業やライセンス事業なども幅広く展開
株式会社EduLabではCBT事業以外にもさまざまな事業を展開しています。幅広い事業展開についてご紹介します。
教育プラットフォームに関する事業
株式会社EduLabは英検のCBT化に携わってきましたが、CBT化だけではなく学習サービスに関する事業もスタートしてきました。英検合格を目指してスマホやパソコンで学習できるサービス、スタギアforEIKENの提供、運営を行っています。
スタギアforEIKENは無料で使えるプランから、過去問なども制限なく学習できるプレミアムプランなどがありやる気に応じてプランを選択できます。
また英検だけでなく、漢検、数検に対応したサービスも開始したため英検以外の学習サービスも利用できるようになりました。
テストなどのライセンスに関する事業
株式会社EduLabではテスト問題の提供も行っています。学校や企業に提供している「CASECシリーズ」は国内でも最大規模のオンラインの英語テストとなっています。
初心者から上級者向けまでさまざまなレベルのテストを行うことができ、受講者の英語力を正しく測定することで今後の勉強方法や仕事にどう活かすか参考にできるでしょう。
また「TEAPCBT」は英検協会や上智大学と共同開発したテストです。日本での大学教育にふさわしい英語力があるかどうかを確かめる上で有用なテストとされ、多くの私立大学での入試問題に採用されるなど実績のある試験問題を開発しています。
テスト運営、受託に関する事業
CBT化事業やテストのライセンス事業の実績やノウハウを活かし、テストの問題作成や効率のよいシステムの構築、管理、採点などの事業を受託しています。
ノウハウがないけれどテストの作成や採点をシステム化して行いたいといった、企業や教育機関から事業を受託しテストができるよう必要なシステムや機能を提供しています。
またテスト内容の分析やコンサルティングサービスも行っており、試験やテストを分析したりアドバイスしたりすることで内容を質の高いものへと導いています。
AIに関する事業
株式会社EduLabでは自社で行っているCBT化事業に活用しているAI技術などのノウハウや実績を活かし、AIに関するサービスを提供しています。
教育面に特化しているソフトウェアだけでなく他分野にも活用できる商品や、CBT化事業で活用しているようなオンラインでの試験監督システムの商品も提供。AIを活用することで人間が今まで手作業で行っていた細かな作業をAIが自動化できます。
自社で培った技術を教育分野以外にも広めることでさまざまな事業の業務の効率化や生産性の向上を目指します。
グローバルな展開を行っている
株式会社EduLabは海外に多数の拠点を持ち、海外の教育市場に向けて事業の展開を行っています。
海外の拠点はニューヨークやシンガポール、シャンハイ、ボストンなどに展開しておりソフトウェアの提供やライセンス販売、テスト商品の開発、AIの開発などを実施。
質の高い学習サービスやテストに関する技術を日本にも海外にも提供することで、学習したいというひとりひとりの能力が発展することを願い、さまざまな教育分野に関する研究を行っています。
日本だけでなく海外にも目を向けることで、グローバルな目線で未来への教育の発展を目指しています。
まとめ
近年は昔からある紙を使った試験だけでなくコンピュータ上で受けられるオンライン試験、コンピュータを使ってテスト会場で受けられるCBT試験などがあります。受けたことがあるけれど名称は知らなかったという方もいるのではないでしょうか。株式会社EduLabは英検のCBT化に携わってきており、大規模なCBT試験の実績やノウハウを持っています。それらを活かし、多くの試験のCBT化事業を行っています。またテスト問題の提供、学習サービスの提供など教育面に関して幅広い事業を展開しています。
株式会社EduLabの基本情報
企業名 | 株式会社EduLab (カブシキカイシャ エデュラボ) |
住所(本社) | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-21-1 渋谷ソラスタ 14階 |
電話番号(代表) | 03-6625-7700 |